こんにちは。厳しい語学学校にヒーヒー言っていたNanacoです。このブログにお立ち寄りいただきまして、ありがとうございます。
「TAFE付属の語学学校ってどんな感じ?」
「シドニー語学留学体験記 留学エージェントはどこにしよう?」でお話ししましたが、エージェントから希望の学校を聞かれた時に、厳しい学校をリクエストした私。
課外授業があったり、楽しい雰囲気の学校もあると言われたけれど、とにかくしっかり勉強できるところに行きたかったのです。
厳しい学校と一口に言っても、いったいどんなふうに厳しいのか、よくわかりませんね。
私が通った語学学校は、「えー、またテスト?」と辟易するくらい よくテストがありました。
実際に通ってみなければわからないことがたくさんあります。
今日は、少しでもイメージできるように、語学学校についてお話ししてみたいと思います。
目次
TAFE付属の語学学校とは?
シドニーで私が通った語学学校は、TAFE(テイフ)付属の語学学校です。
TAFEとは、Technical and Further Educationの略で、オーストラリアの公立の職業訓練校。
そのTAFE付属の語学学校なので、卒業後にTAFEで専門のことが学べるくらい、英語力をつけなければなりません。
だから英語力が足りないと判断されれば、進級させてもらえません。
「やばい、私リピートだよ~」
つまり、同じレベルのクラスで、もう一学期 勉強するという意味です。
授業は、もちろんすべて英語。
- 文法
- リスニング
- リーディング
- スピーキング
- ライティング
他にも、チームでプレゼンテーションしたり、上のクラスでは1人でのプレゼンテーションもありました。
自分では勉強していったつもりでしたが、授業では言いたいことも言えません。
みんなの話についていけず、毎回冷や汗をかいていました。
もう少しみていきます。
よくテストをする学校
5週間かけて1学期を終えると、5週目に進級できるかどうかのテストがあります。
テストは5週目の進級テストだけではなく、週1回ペースで小テストをされていました。
かえってきたテスト用紙の右上には、いつも大きくFと書いてあります。
そうです、FはFail、落第の意味ですね。
PだったらPass、合格です。
小テストがFailばかりの私のような人は、学期末の最終試験に絶対Passしないと進級できません。
途中で事の重大さに気づいた私はもう必死。
その甲斐あってか、小テストでFailばかりでも、最終試験でPassをとるというミラクルを発揮しました。
nanaco
だって私は、早く卒業してTAFEに行くことが目的ではなく、英語が話せるようになるためにシドニーまで来たのです。
なんとかギリギリで進級していくことが、私にとって意味があったのかどうかわかりません。
でもその時は、絶対に進級テストに合格しなければ!という思いにとらわれていたんです。
まあ、そういう試験があるから必死で勉強して、英語力がつくのかもしれませんが。
次は、語学学校の考え方です。
語学学校を卒業すると
私と同じ時期に卒業したクラスメイトたちは、ほとんどがそれぞれの目的にあったTAFEに入学していきました。
オーストラリアの大学や、TAFEなどの専門学校に入学するには、IELTS(アイエルツ)のスコアの提出が求められます。
オーストラリアではTOEICよりIELTSです
ですが、私たちのようにTAFE付属の語学学校を卒業すれば、入学に必要なIELTSのスコアをとったのと同等とみなされます。
つまり、個人でIELTSを受験する必要がありません。
なので、将来TAFEで専門的なことを学びたい人は、最初からTAFE付属の語学学校にするといいかもしれません。
同じように、将来オーストラリアの大学へ進みたい人は、その大学の付属の語学学校を卒業すれば、IELTSの受験が免除されるはずです。
語学学校では上の方のクラスになったら、クラスも減り、日本人率が高くなりました。
日本人はやっぱりTAFE付属の語学学校を卒業して、TAFEに進むという人が多いと思います。
でもタイ人の男の子などは、自分でIELTSを受験してスコアを取ったら、語学学校は途中でやめていましたね。
語学学校にお金をかけて卒業までいなくても、TAFEや大学に必要なスコアがとれればいいのですから。
語学学校の勉強で大変だった私は、そんなこと考えたこともありませんでした。
いろんな国から、いろんな人が、いろんな目的を持って学校に来てるんですよね~
nanaco
ということで、少しはイメージできたでしょうか。
あなたの学校選びの参考になれば嬉しいです。
あとがき
当時、私が通ったTAFE付属の語学学校は、TAFEのSt.Leonard(セント・レオナルド)校の一角にありました。
都会のビルの中の教室と違い、大学のようなキャンパスに通えたこともよかったです。
先生が教卓の上にちょこんと腰かけて授業を始めた時はびっくり!日本の学校ではありえない光景ですよね(笑)